看護部

Nursing Department

看護部長の挨拶

    看護部長 山中 美恵子

当院は病棟32床全室個室の病院です。小規模の病院ではありますが、外来での丁寧な診察、先端機器を用いた検査による疾病の早期発見・早期治療を行っています。また、健診を通し健康指導が必要な方には生活改善を目的とした保健指導を実施し、予防医療と健康増進支援にも力を入れています。


当院看護部の特徴として、病棟はICU3床を含み、入院から術後の超急性期、退院までの回復期を病棟看護師が一貫して看護を提供することにあります。手術を受ける方の術前の不安、術後の急性期看護、回復期における社会復帰を目指した支援や指導までを同じ看護師が関われることは、治療を受ける方・ご家族にとって大きな安心に繋がっています。手術室部門の看護師も、術前・術後訪問を通して直接患者と関わりを持ち信頼関係を構築しています。


小規模だからこその密な関わりにより患者のニーズに合った看護提供に力を入れ、誰よりも近くで寄り添える看護師を目指しています。小規模かつ全室個室という長所を活かし、来院・入院される方のプライバシーに配慮し、一人ひとりの価値観を尊重した上で、個々の患者にとって最善の医療・看護の提供を大切に考えています。他職種との定期的なカンファレンスで情報を共有し、チーム医療の重要な役割を担いながら、「患者中心の看護」の提供に努めています。

看護部の理念と基本方針

【理念】 
 常に「患者中心」を念頭に、
     「自分の家族を看護するように寄り添う」看護を提供します。


当院は急性期医療を中心に、専門性の高い看護を提供しています。外来、手術室、ICU/病棟の各部門において、超急性期・急性期・周術期・回復期の各段階における最善で安全な看護の提供、患者に寄り添った看護を心がけています。また、予防医療を軸とした健康診断とともに保健師による健康増進サポートを行っています。

高度な医療の提供に必要な知識・技術の研鑽を積むための支援体制を整え、看護師個々のスキル向上を図り、よりよい医療・看護の提供のため他職種との連携に努めています。 当院に来られた全ての方々に、安心して医療を受けていただける、質の高い看護を目指しています。


【基本方針】
 1.質の高い医療と安全・安心な看護を提供する。

 2.予防的視点に立ち、どのような健康状態にあっても、その人らしく暮らすことを支援する。

 3.健診・外来・入院の全段階における健康サポートと最善の看護を提供する。

 4.多職種・地域関係機関が連携したチーム医療を提供する。

 5.専門職業人としてのキャリア開発に努める。

 

看護部の概要


〇看護部長    山中美恵子

〇開設      2022年

〇病床数     32床(ICU3床)
〇外来患者数   20~30人/日(平均)

〇年間手術件数  365件(2024年度)
〇部署      外来・病棟・手術室
〇勤務体制    変則2交代 
         日勤:8:30~17:30 / 夜勤:17:00~9:00
〇看護配置     7:1 入院基本料
〇看護提供体制   チームナーシング
〇診療看護師    1名在籍
〇認定看護師    感染管理認定看護師 1名在籍
          糖尿病認定看護師 / 糖尿病療養指導士 1名在籍
〇医療安全管理者  1名在籍


【診療看護師】

   武田さん

診療看護師とは、患者のQOL向上のために医師や他職種と連携・協働し、倫理的かつ科学的根拠に基づき一定レベルの診療を行うことができる看護師を指します。(日本NP教育大学院協議会HPより)
診療看護師は医学的な知識を学んでいるため、基本的に医師が行うような仕事を一部代行することができます。
当院では、検査の説明や同意書の取得、患者やご家族からの相談窓口、必要時手順書に基づき医師の指示を待たずに特定行為の実施を行うことで、医師の負担軽減や患者へのスムーズな医療提供に繋げています。



【感染認定看護師】

    福山さん

感染管理認定看護師の役割は、患者とご家族が安心して療養できるよう、また、職員が安心して業務できるよう病院に関わる全ての人を感染から守るための取り組みを行うことです。

院内感染を防ぐためには職員全員の協力が必要になります。院内感染伝播には、手洗いと個人防御具の遵守と環境整備が重要であり、感染対策チームと共に取り組んでいます。院内蔓延防止のためワクチンの必要性も説明し推奨しています。常に院内感染監視を行い、異常時には速やかに介入できるようサーベーランスを実施し、フィードバックしています。


【糖尿病看護認定看護師】

   山崎さん

糖尿病は、インスリンの分泌不足や作用不足により血糖値が慢性的に高くなり、さまざまな合併症を引き起こすといわれています。合併症の発症を予防するためには、食事、運動、薬物療法が三本柱といわれています。

糖尿病は慢性疾患であり、ライフステージに合わせた治療方法を選択し、その人らしく生活できるようにライフスタイルに合わせた治療方法を一緒に考えてサポートします。

当院は糖尿病専門医が2名在籍していますので、妊娠糖尿病や1型糖尿病の方もお受けできます。また、皮膚科医も在籍しフットケアも行えますので、ぜひご相談ください。

【医療安全管理者】

    渡辺さん

医療は年々、高度化・専門化しますます複雑となり、医療事故に繋がりかねない要因は増加傾向にあります。医療安全管理室では患者の安全と安心を目的として、日々提出されるインシデントレポートの確認やインシデント対策立案、インシデントを防止するための取り組みの活動、医療安全に関する研修会など、多岐に渡り活動をしています。

当院では先端技術の医療提供に伴い、医療事故に対する予防や対策を十分に行う必要があります。安全で質の高い医療を提供するために、医療安全管理室と医療安全管理委員会の委員、各部門・部署のセーフティーマネージャーと共に、横断的に医療に係る問題や課題に真摯に取り組み、院内の安全性の向上に取り組んでいます。

看護部の教育

看護部教育体制について

当院看護部では看護師としての専門性を高め、質の高いケアを提供することを目的に、体系的

で段階的な体制構築を目指しています。今後新卒者の採用に向け、キャリアの各段階に応じた教

育計画を作成し、スタッフ一人ひとりが成長できる環境を整えていきます。

  

1.クリニカルラダー

当院では日本看護協会版『クリニカルラダー』における
4つの「看護実践能力」に加え、「組織的役割遂行能力」
「キャリア形成能力」を構成要素として、レベルⅠ~Ⅳの
4段階で構成しています。

レベルに応じたOJT、集合教育を行い、スキルアップ、
キャリアアップの支援を行います。





2.パートナーシップナーシング

新規採用者は多様な経験と看護技術の展開、前職の方針などがあり、入職してしばらくの期間は困惑することが考えられるため、今までの経験を活かし円滑に業務を遂行できるよう、部署内のサポート体制としてパートナーシップナーシングを取り入れています。


採用者の不安軽減を図り、整備途中の運用や体制の中で安全な業務が遂行できるようパートナーが計画を立案し、それに沿った支援を一定期間行っています。


2.新人教育

現在構築中
(日本看護協会新人教育計画に沿う)



3.継続教育

キャリアアップを目指す中堅・ベテラン看護師を対象に、専門性やリーダーシップを育成する研修を行います。

 1)業務リーダー研修
  リーダーとしてのスキルや心構えを学び、チームの効率化や連携強化を目的とする研修を行っています。

 2)各種院内研修

   ①集合研修
   病院と共同して取り組み、講師を招いて研修を行っています。基礎から分野別に研修を計画しています。

   ②分野別研修
   各診療科、薬剤科、放射線科など専門分野における勉強会を企画・開催しています。

 3)認定資格取得支援
   認定及び専門看護師、特定行為など取得を目指すスタッフの支援を行っていきます。

 4)院外研修支援
   学会、研修会参加費、看護協会費などの補助や体制の整備をしています。

インターンシップについて

2026年3月卒業見込み者を対象に、体験型インターンシップを開催いたします。

開催時期: 2025年3月 (土曜・日曜・祝日以外)
場所:   東京Dタワーホスピタル
体験部門: 病棟 
      手術室 ※ご希望に添えない場合があります。
参加資格: 2026年3月に看護大学・看護専門学校を卒業見込みの方
参 加 費:  無料

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