コラム

Column

脳神経外科

脳ドックで行う認知症予防検査とは?

Author :東京Dタワーホスピタル 院長 長谷川 光広

BrainSuite®(ブレインスイート)とは?

BrainSuite®(ブレインスイート)は認知症予防研究から生まれた「認知症にならない健康脳づくり」「生涯健康脳」を実現するための未来を変えるMRI検査です。


頭部MRI画像を人工知能(AI)により解析し、東北大学による脳医学研究の成果をもとに、あなたの海馬の体積を測定します。その上で、脳の健康状態の維持・改善のためのアドバイスを海馬育成のサポートツール「MyBrain」にて提供することで「認知症にならない健康脳づくり」をサポート致します。

VSRAD®(ブイエスラド®)とは?

VSRAD®(ブイエスラド®)は、Voxel-based Specific Regional Analysis system for atrophy Detectionの略で、MRI画像データの特定領域を解析し、萎縮の程度を評価支援するシステムです。

VSRADによる検査を行うことで、脳の萎縮度を診断します。アルツハイマー型認知症は海馬傍回付近の委縮が最も早期にみられます。

(海馬傍回は記憶の形成・保持・再生をつかさどる非常に小さな領域です。)

※内側側頭部の萎縮の強さを4段階の数字で表します。

BrainSuite®とVSRAD®の比較

項目BrainSuite®VSRAD®
検査を推奨される方 認知症を予防したい方
脳のパフォーマンスを維持したい方
日常的にもの忘れが気になる方
軽度認知症機能障害と既に診断されている方
受診年齢20代~80代
※特に30代~70代が推奨
50歳以上
診断目的健康なうちから定期的に海馬の大きさを測り、海馬の萎縮を抑えることで認知機能低下の予防行動に繋げていくアルツハイマー型認知症の早期発見及びレビー小体型認知症との鑑別に役立つ

※BrainSuite®は健康なうちから認知症を予防するための検査で、認知症の診断をするための検査ではありません。

※VSRAD®はあくまで診断の一助となる検査であり、認知症であることがわかる検査ではありません。

認知症は複数の検査によって総合的に診断されます。

BrainSuite®の海馬検査で認知症予防へ

脳は20・30代から年齢を重ねるごとに萎縮することが分かっており、運動不足、睡眠不足、ストレス過多、食事バランスの偏りなどにより脳の萎縮スピードが早まることが分かっています。

記憶をつかさどる海馬は、生活習慣の改善を含めた予防行動により海馬の萎縮を抑えたり、大きくすることもできることが確認されています。


  ※MCI:軽度認知障害(Mild Cognitive Impairmentの略語)は、認知症の前段階にあたる状態のことです。


まとめ

当院では、認知症の診断・治療・予防に関する専門的な知識と経験を持った医師が、
患者さん一人ひとりの状況に応じた最適な治療を提供しております。認知症に限らず、
脳神経で不安を感じたら、遠慮なくご相談ください。



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